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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





ここに来るため…?

「夜夜中は一緒にいてやると約束したからな。
でも朝には睦に会いに来るつもりでいた。
証拠にほら、こうしてちゃんと来てるだろ?」

「私、に…?」

彼の胸元を握りしめ、
高鳴る胸を抱えた私は
つい、その目を見つめてしまう…。
それを愛しげに見下ろされ、

「おーおー、そんな可愛い顔ができるのかよ」

にっこりと笑われた。
…あぁ、喜ばせてしまったようだ。
自分では見えないしわからないけれど、
そんな惚けた顔をしていたのだろうか。

近づく口唇に、瞼を下ろしてしまう。
キスを、許してしまう…

そうっと触れる
掠め取るようなキスに
全身が悦びに震えたのがわかった。
きっとこの人にも、伝わってしまっただろう。

どうしよう…
好きなんだ。
私はこの人が、好きになってしまった。

今ならわかるような気がする。
この人が言っていた事。
過ごした時間の長さじゃなくて、
交わした言葉の数じゃなくて、
…ただ感じるの。
悔しいことに、好きだって。

「睦…俺のこと、好きだろ?」

甘いキスの合間に、
そんな事を訊いてくる。
だから私は、

「…だいきらい」

悔し紛れにそんな可愛くない事を言う。

「…可愛いの」

それでもこの人は
ただ私を甘やかしてくれた。
纏っている薄布は難なく乱されて
露わになった胸の膨らみを
大きな手が包み弄び出す。

「…んっ、…ふぁ…」

熱を持った唇が顎を伝って首筋を辿り出した。
喉元を舌が舐めた瞬間、
ぴりっと疼くような痛みが走り、

「…っい…!」

顔を背けて、彼の頭を抱えてしまった。

「…おい⁉︎何だこの傷は!」

ぱっと顔を覗き込まれ
怖いほど真剣な目が私を睨む。

しまった…!
昨夜、充てられたナイフで
付けられた傷…

「…あ、の…それは…」

うまい言い訳が見つからない…
他言すれば死ぬより酷いことが起こると
ヤツは言っていた。
それはきっと、私ではない誰かが
酷い目に遭わされるという事だろう…。
返答に困っている私を見兼ねて

「……自害しようとしたワケじゃねぇな?」

彼が助け舟を出してくれる。

「違う」

即答した私を見て、本音だとわかってくれたのか
ホッと息をつくと、

「ならいい」





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