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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





その傷を、開いた口で覆い、
ベロリと舌で何度も舐めた。

「ひぁ!や、めて…っん」

思わず声が震えた。
まだ塞ぎきらない傷…
さほど深いものではないけれど
熱い舌の先がそこをなぞるたびに
少しの痛みと、
その傷がついた経緯を思い涙が溢れる。

肩を押しやり身をよじるが
のしかかった大きな身体はそれを許してくれない。
舐められた瞬間に
ぴりっと痛みが走るのがわかっているから怖い。
生暖かい舌が触れる寸前に、
もれなく身体をびくつかせる私を見兼ねて、

「…今後気をつけろよ。
お前の身体は、俺のものだ」

怒気を抑えた声で告げる。
そんな所についた傷、明らかに不自然なのに
深く追求してこない彼に救われる。

「…うん」

だから私も素直に頷いた。
それに満足してくれたのか、
優しく微笑んだ彼はちゅっとキスをくれる。
それを手始めに
両方の唇の端に、何度もキスをされて
どうしたらいいのかわからなくなった私は、
見つめ合わせていた目をフイと逸らしてしまい
それが気に食わない彼は

「睦」

不機嫌丸出しの声で私を呼ぶ。
仕方なしに目を戻すと、

「俺のこと見てろ」

まるで子どもを叱るような言い方をされた。
えぇ…

「だって…何か、…」

「…何だ」

不満たっぷりに私を睨み、
その先を言えと圧をかけてくる。

「…言わない」

ぷいっと顔を背けると

「こらっ」

両頬をつかまれ、ぐいっと戻された。
もう…!

「て、照れるんだよ!やめてったら…!」

その一言で一気に機嫌をよくしたようで、

「……照れてろ」

それは嬉しそうに、晴れやかに笑ってみせる。

「なんでよ!」

「俺を意識してる証拠だからだよ」

涼しい顔で問題発言をする彼は
するりと私の首筋にうずまった。
耳の下あたりを食むように動く唇が

「そうやって、俺のすること追ってろ」

甘い声で囁く。
耳のそばで喋られると

「…っ…ん…」

力が抜ける。
それがわかっていて、
この人はそれを繰り返すのだ。

「なに…コレ好きなの…?」

「…いあ…っ」

わざと耳に息がかかるように話す彼の口を
片手で塞いでそれを避けた。
でも今度はその掌をペロっと舐められる。

予想外にも程があった。
瞬時に引き戻そうとしたのに、強く手首を掴まれて
そのまま指先を口に含まれる…。


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