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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第21章 スルタンコラボ企画 〜睡蓮の昼寝〜





ただ、私に絡まった彼の腕は
一向に離れる気は無いようだった。

でも…それが嬉しかった。
そうしていてほしかった。
今やこの人の優しさは、私の救いなのだ。

「何が、ごめんなんだよ」

「……何、かな…」

どうして謝ったのか、自分でもわからなかった。
動揺して目を泳がせる私を
愛しむような瞳が見つめている。

「…このまま、
こうしててやるからちょっと休め。
眠れてねぇんだろう」

離れた隙間を埋める彼は
瞳と同じ、優しい声だった。

…でも、

「…朝は、何か用事があるんじゃなかったの…?」

「ん…?朝?」

何もねぇが…?と、首をひねる。

「だって昨夜、朝まではいてやれないって…」

「は?」

「…あ、!」

しまった!
盗み聞きしてたのがバレた!
両手で口を塞ぐがもう遅い…

と、思った瞬間、
怪訝そうに眉を寄せて

「…睦お前…あん時いたのか」

身体は密着させたまま、
真上を向かされた。

うぅ…逃れられない…。

「はーはぁ、…そっか…聞いてたなお前。
俺と雛鶴の会話。それで…」

何かを納得したように数回頷いて見せる。

「それで『汚い手』か…。
他の女に触れた手が穢らわしいって…?」

「っちがう‼︎」

…いや違わない。
さっき、そう思ってしまった。

「大丈夫だよ。禊、してきたからマジで。
まぁ、自分とこのフロだけどな」

言いながら、
妖しい手つきで背中を撫で下ろしてくる。

「や、…やめてよ!」

クッと背中を反らしてしまっては、
感じていますと言っているようなものだ。

「…なぁ睦、嫉妬でもしたか?」

軽くおでこを合わせ
憎らしいくらい幸せそうに微笑んでみせる。

「嫉妬なんかするもんか!」

「そうかそうか。可愛いな睦は…」

私のした返事と正反対の事を口走り
大きな手がお尻にまで到達した。

「やぁだ‼︎」

撫で回してくるいやらしい手から逃れようと
腰を手前に避けさせる、と、
ぶつかったのは彼の腰…の
立派なナニかで……

「…っいやだ!何考えてんの⁉︎
朝から頭おかしいんじゃない?」

咄嗟に、今度は腰を引こうとするが
お尻にあった手に阻まれた。

「朝?好きな女に触れるのに、
朝とか夜とか関係ねぇ。
だいたいここに来るために
朝まではいられねぇと断ったんだ」


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