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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第49章 .☆.。.:..期待:*・°☆.







俺はわざと足を踏み鳴らし
存在を顕示しながら2人の前に歩み出た。

いくらこいつらの鼻や耳が利こうとも
柱、兼、元忍びである俺の存在には
気づかなかった事だろう。

「盛り上がってるとこ悪ィが、あいつは
お前なんぞにゃ貸してもやらねぇぞ」

一瞬たりともな。

「宇髄さん…」

「なっなんですかいきなり!
アンタにそんなこと言われる筋合い
まったくちっともないですよ!」

小さく驚く竈門と
目を吊り上げて捲し立てる善逸。
ほんっと喧しいなぁ…

騒ごうが喚こうが
てめぇなんかに睦はやらねぇもんね。

「関係ならある」

「どんな関係ですか!」

「睦は俺のモンだからだよ」

そう言い切った時、
砂利を踏む音が聞こえ
更に背中に視線を感じ振り返ると

まさかの睦が立っていた。
真っ白になり魂まで抜けている。


あー…聞かれた…


俺たち3人の視線を浴びて、
ハッと息を吹き返すと

「わ、わぁ‼︎こ、この色男が、
まさかの男色だったとはねぇ⁉︎
びっくりー!」

無理やり捻り出したような台詞を
へったくそな役者みてぇに
棒読みで吐き出し

「お邪魔しましたぁ!」

くるりと踵を返すと
一目散に走り去って行った。


「…宇髄さんが男色って、何で?」

善逸の疑問に

「自分が男性だっていう設定を守ってるんだよ。
可愛らしい人だなぁ」

竈門がにこにこと答える。


おーおー、
喜ばしい事に
脚はもうすっかりいいらしい。
広い庭を横切った睦の姿は
もう豆粒のようだ。

………

あれ?これ、追っかけるべきか⁉︎



ただ眺めていただけの時間が悔やまれる。
1歩踏み出した俺の背中に、

「炭治郎、聞いた?睦だって」

「睦さんかぁ、
名前も可愛らしいなぁ」

そんな会話がぶつかった。

「その名前2度と呼ぶなよ!」

しまった、1番漏らしたくない情報だった。

「自分は呼ぶくせに。ズル」

「黙れ黄色!」

まったく

やっぱりここは
あんまり近寄りたくねぇ場所だ。
ろくな事がねぇや…


そんな事を思いながら
俺は睦の後を追うのだった。











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