第48章 .☆.。.:..卒業*・°☆.
私は
何をやってるんだろ
頭がほとんど働かない
あぁ
この人は
私の事を必要だって言った?
言わなかった?
でもそんなの関係なくなったみたい
相手の都合なんか考えていられないの
私ってこんなに身勝手だった…?
まさかこの私がこんなふうに
誰かに触れずにいられなくなるなんて
思いもしなかったよ
離れられないんだ
こんな事になるなんてね
だけど
お互い好き合っていて
一緒に暮らしてて
キスとかもしちゃって
相手は意外と一途だし
しかも結構誠実だしで
割とわがままも言えたりして
そうしたら後は
肌を許す覚悟だけっていうか…
考えていたら始まらないなんて
一体どの口が言ったのか
ほんの3日ほど前まで
考えすぎて身動きが取れなくなっていたのは
どこの誰だっけ…?
でも
そうは言っても
もう
こうなったら
思考力なんて皆無
こんなふうになった私を
どう思っているのかな。
なんの反応もないって事は、
何とも思われていないのかも。
それはちょっと悲しいな…
ベッドに肘を突いて上半身を持ち上げ、
腰をひねって
背中側にいる先生を振り返った体制で
長いこと繰り返していたキス。
勢いでこんな事をしてしまったものの
…少し冷静を取り戻してしまった私は
ゆっくりと身を引こうとした。
私が終わらせようとした気配に
聡く気が付かれたみたいで
それまでただ受け身になっていただけだったのに
先生の大きな手が
私の頭を抱え込むように引きとめて
今度は先生のキスに変えられてしまう。
私の、触れるだけのとは違って
口唇を弄ぶような、
動きのある口づけが私の脳に揺さぶりをかけた。
そうされるだけで
心臓が大きく脈を打つ。
「…ん、っ」
私が唇を引き結んでいるのが気に食わないのか
軽く吸われては、上唇を甘嚙みされた。