第48章 .☆.。.:..卒業*・°☆.
そうして出来た隙間。
様子見のように舌がチロリと侵入する。
「っ…」
ビクリと肩を竦ませるも、
先生は構わず舌を進ませた。
上顎を擦るように優しく舐められて
「んふ、…ん、」
そのくすぐったい感覚に甘い声が上がる。
奥に手前にと何度も行き来したそれが、
不意に移動し
奥まで逃げた私の舌を捕らえた。
「ん、ぅ…っ」
私の舌の腹を数回舐めて
今度は絡め取りながら
自分の口内へと引き込んで行く。
ちゅうっと強めに吸われ
私が逃げないようになのか、
舌の真ん中辺りを甘嚙みされながら
先端同士を擦り合わされると
あまりの気持ちよさに
身を委ねるしかなくなっていった。
互いの水音も飲み込んでしまう程に
ぴったりと合わされた口唇の奥で、
淫らな行為の始まりとも言えるような
静かな愛の灯をともすこの行為が
あまりにも神聖な事のように思えて
私ともあろう者が
ついつい、耽ってしまうのだった。
呼吸が苦しくなるのは、
胸がいっぱいだから…?
だけどやっぱり苦しくて
先生の首の後ろに回した手に
きゅっと力を込めてしがみ付かせてみる。
それでも止むはずのない口づけ。
「んん…、っんぅう」
覗き込むようにして唇を合わせる先生。
これ以上の快感がちょっと怖くて
目を開けられない私。
するりと腕を解いたのは無意識だった。
その腕をベッドへと戻して
反らしていた背を丸め、
うつ伏せ気味になった私を追って
先生は上から覆い被さる。
息継ぎ、って言うのかな…
ちょっとでいいから間が欲しい。
首だけ持ち上げて振り返る私に
先生は優しい口づけを繰り返した。
優しいのに、激しい想いが流れ込む。
好きだよって、言われてる気になるの。
うっかり泣いてしまいそうになりながら
私は必死で
先生のキスを受け止めた。