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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第48章 .☆.。.:..卒業*・°☆.





「まさか本気じゃねぇんだろ?」

チラリとこちらを窺い、
すぐに視線を逸らすと
冷蔵庫からペットボトルを取り出して
キャップをギリッと開けた。

「本気じゃだめ?」

「あん時お前は泣きながら怖いと言った。
あれはウソじゃなかったろ。
それがなんだ、いきなり掌返しやがって。
俺に気ィ遣ってんなら大間違いだぞ
自分を大事にしろよ、」

自分を大事に。

そんなことを言われたのが初めてで…
した事もなくて、

どうすれば自分を大事に出来るのかがわからない。

だけど…先生の話し方を聞く限り、
お前とは致しませんと…
そういう事ね。

……

「今しなかったら、もうしない」

「っ…げほッ」

先生は飲んでいたミネラルウオーターを
水分だというのに器用に喉に詰まらせた。

「こら…っ」

「据え膳食わぬは!」

「うるせぇな!据えなくていい!」

「もう据えてんの!」

「ワケのわからねぇことを…!
だいたい怖かったはずだろう」

「私に恥かかせるの?私に⁉︎
私で悦ばなかった男なんかいないのに⁉︎」

「黙れ!聞けよ話を!
お前そんな気なかったろうが。
俺様が待ってやるって言ってんだから
待たせてりゃいいんだよ!」

「こっちが待てないって言ってるの!」

「アホか、よく考えろ」

「こんなの考えてたら始められないよ」

だってこんなの勢いじゃん。
いつまでも様子窺ってたら始まらない。

「それならそれでいいんだって…
俺、睦とヤる為に
ここに居るんじゃねぇんだよ…」

「わかってるよ…でも…」

でも、

「…好きなんだもん」

「あぁあ頼むからやめて…」

シンクの縁に両手を乗せて
先生はガックリと項垂れた。
その様子を見て
私は今きっと必要とされていないんだと思った。

私が求めているとかじゃなくて、
先生が、今はダメだと思っているのだ。
こういうのは、
2人の気持ちが重ならないと意味がない。

最初に拒んだのは私だ。
…言い訳も出来なけりゃ、
これ以上迫ることもできない。


だけど…


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