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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第48章 .☆.。.:..卒業*・°☆.





「あーあ…アイスかぁ、」

ため息混じりに呟き立ち上がる。
そのままキッチンへと向かう俺に

「食べていいの⁉︎」

嬉々として声を上げる睦。

甘い甘い…
睦の体調より、
したいことを優先させるとか。
その場凌ぎの甘さだ。

でもしょうがねぇじゃん。
溺愛中なんだから。

「ちょっとだけな」

そんな事を言いながら、さっきの買い出しで
バニラアイスを買ってやったのは
他でもない、この俺だ。

救いようのないアホなのだ。

まぁ、熱い紅茶もある事だし
何とかなるだろう。

俺は諦めて、
さっき睦が店で選んだ
少し高級なミルクのアイスを冷凍庫から取り出し
ダイニングへと戻った。

硬いプラスチックの蓋を取り、
小さめのカップひとつ分を
睦の前に鎮座している
ホットケーキ様に乗せてやった。

まだあたたかさの残るそこへの接地面は
みるみる溶けて、
ホットケーキの表面を白く染めていく。

「おいしそう!でも溶けるのもったいない!
でも染みたのおいしそう!」

睦は悩まし気に身をよじった…

「早く食わねぇと全部溶けるぞ」

「それはいやだ!」

いきなりシャキッとしたかと思うと
切り分けたホットケーキをフォークに突き刺し
豪快に頬張った…

この、食い方もね。
いつもは小鳥のようにひと口、またひと口と
それはそれは可愛らしい様子だったのに。

まさかこんな、
大口を開けて頬が膨れるほど詰め込めるとは
誰が思うだろうか…

いかにも食ってますのこの感じは
とても清々しい。
作り手としては冥利に尽きる。
こんなにうまそうに食ってもらえて
素直に嬉しいが…。

「そんなに好きなのか…」

呆れるほどの食いっぷり。
なら、
作ってやってよかったと
心から思うのだった。











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