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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第48章 .☆.。.:..卒業*・°☆.





「なに、何で?」

機嫌良さそうに口角を上げて
先生は尚も動こうとはしない。
しかもまだ、そんな事を訊いてくるのだ。

「先生は私のだから!もう早く帰ろうよ!」

そう言ったら納得して帰る気になると思った。
間違いなく本心とはいえ、
ただそんな理由で口にしたというのに、

「やべぇ…可愛い、」

はぁ?と訊き返したくなるような
ふざけた事をため息とともに吐き出したのだ。

そして
私の指をやんわりと退かしたかと思うと、
その手をするりと後ろへ滑らせて
両腕で私の頭を抱え込みながらキスをする。

「…っ、」

またこの人はこんな所で…!

そう思ったものの、
あの映画館の時のような
焦りも恐怖も感じなかった。

ここは、先生が狙った場所なだけあって
まったくの死角。
多分、掃除用具なんかを入れている倉庫だ。

そこに背中を預けている私を
押し潰さん勢いで大きく囲い
角度を変えては優しく唇を食む…

ちゅ、と軽く吸われる口唇。
そこを割れという事なのか、
時折、唇の隙間を先生の舌先が
なぞっていく。

キスなんてろくにした事のない私。
さすがに少し戸惑って、…

ちょっとでも顎を引こうものなら
下から掬い上げるようにして
上向かされては
またそこを食まれた。

逃れようもない長いキスに

「…っ…ん、ふ…」

思わず声が漏れる。

上歯で優しく引っ掻くように
甘嚙みされて

「んぅ…っ…」

びくりと肩が跳ねた。

なんて反応をしてしまったのかと、
恥ずかしくてたまらなかった。

それを見て
先生はようやく私を解放してくれる。

鼻先を重ね合わせたまま
熱く凝視められて

「…かーえろ」

キスの余韻のせいか、
ひどく色っぽく囁いた。



















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