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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第44章 .☆.。.:.夏色.。.:*・°☆.






それと、

その中に彼がいるのかと思うと、
すごく、…嫌だった。

会いたくないわけじゃなくて、
嫌いなわけでもなくて、

彼と会っている自分が
想像できなかった。

昨日あんな別れ方をしたからかな。

誰かに会いたくなくて
学校休むなんて小学生の時以来。

自分の成長のなさに呆れながら
ポコポコと連続で
メッセージの受信をし続けるスマホを
チラリと見遣った。

誰が、こんなに連続で送ってくるかって。

私の連絡先知ってるのなんて
ごく限られている。
家族なら2人、
友達なら、1人。

でなければ、迷惑メールか。

父親は仕事中だし、
母親が私を気遣うはずもない。

消去法で言えば、たった1人の友達だけど、
今日は行かないよとさっき連絡したから
……何かあったのかな…

でも私、今日は家の中でずっと過ごすから
緊急の連絡とか必要ないんだよ…

だから、

見なーい。




——ピンポーン




と、

次は誰か来た。

こんな時間に誰だ。

保険の勧誘?
用事ないし、私じゃ対応しきれない。

荷物?
なら不在票入れといてくれ。

回覧板?
それも置いといて。


あー…やる気出ない。




——ピンポーン




そうね。
2回のインターホンは基本かな。

このまま放置したら、
そのまま去っていくだろう。

…寝ちゃおうかな。
それが安全な気がする。
ここなら息が出来る。
自分を保っていられる。



——ピンポーン




お昼寝するの、久しぶり…
前はよくしていた。
気持ちいいんだ、
…微睡んでるの、大好き……




——ピンポーン



……



——ピンポーン
——ピンポーン



…なんか、


しつこくね?



——ピンポーンピンポンピポピポピポピポピポピポピポ…



…………っくそ………




ガチャっと
怒りに任せてドアを開けた。
その先に無駄に大きな影。

不機嫌丸出しの顔を突き出した事を
ものすごく後悔した私は
そのままドアを閉めにかかる。

ガッとつま先でそれを止められ……


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