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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第44章 .☆.。.:.夏色.。.:*・°☆.






「…俺は、ちゃんとしてぇだけだ」

「睦が求めてる以上を
あいつにやれんのかよォ」

「それはなんとも言えねぇなぁ…
そんなつもりねぇのにこのザマだからな」

「…弱えな、押しが弱え」

「自信も失くすわ。
自分が、自分じゃねぇみてぇな…
こんなん初めてで」

ただ、笑っていたいだけなのにな。

そんな情けねぇ事を言う俺を見て
フッと表情を緩めた不死川は

「…今なら家にいるぞ」

突如、明後日の方向から話題を持ってくる。

「はぁ?」

それに対応しきれず、
マヌケな返事をする俺に

「どーせ連絡先も家の場所も知らねえだろ」

不死川は
呆れたようにしてスマホを手にする。
まったくついていけねぇ俺は
仕舞いまで置いてけぼりだった…

































ポコッ

と、スマホが鳴った。

画面には、
何かしらのメッセージ。

机の上に置いてあるスマホを取るのも億劫。

私はベッドの上、
膝を抱えた格好のまま
ごろりと横になって
ぼけーっとしていた。

時計の針が、そろそろ10時を指すところ。

誰もいない家の中でひとり。
…こんな時間に家にいるの、不思議な感じ。

父親は出張中。
母親は旅行中。

家の事ほったらかして
友達と3泊4日の温泉旅行って、
羨ましいにも程があるな…

そりゃあ、
学校もサボりたくなるって。

…ごめんなさいお父さん。

でも、何にもする気が起きないんだよ。
お腹すら空かないの。
昨日のお昼から何も食べてないのに。

まるまる3食抜いた。
このまま、どれだけ食べずにいられるかを
試してみるのも楽しいかもしれない。

あー…

ぐりぐりと布団に顔を擦り付けた。


何で。

何で、帰って来ちゃったのかな。
あのまま学校に残るはずだったのに。

でも、
あの誰もいない空間が
徐々に人で埋まっていくのかと思うと
ものすごく、気が遠くなったんだ。

息が継げそうもなかった。


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