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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





え、まじか。
ハッタリだったのに。

「…あの、そうなの?」

「私だけの先生じゃなくなった…」

「おー……お?」

これは…

「……もういい…」

小さな声で、
顔を伏せるように俯く睦は
いつもと様子が違う。

やきもち、ではなさそうな…。
チビがよく言いがちな
私のおもちゃ取られた的な…。

さっきの勢いはどこへやら。
急激に落ち込んだ睦は
呼吸の音すら聞こえてこない程おとなしくなった。

「睦、
…『俺』はお前のモンだと思うけど」

「ううん、違ったの。当たり前だよ、
先生には先生の生活があったんだから」

だけど、見たくなかったな…
睦はそう呟いて
スッと身を起こした。

その、出来た隙間が淋しくて
少し前傾姿勢になるけれど
それをうまく躱し更に背を反らしてしまう。
…逃げるのはムダに上手いよな。

「そりゃ俺にだって知り合いくらいいるけどな
…お前が初恋ってワケでもねぇけどよ、
今の俺は睦しか見てねぇんだから
それでいいんじゃねぇのか?」

「…私しか見てなくないでしょ?」

「何でそう思う」

「じゃあ訊くけど、
何であの人はここまで来たの?
自分でカギ開けたんだよ?
ピンポンして誰も出て来なかったら
留守だって思って帰らないかな…
それを、開けたのわざわざ。
留守の家で何するつもりだったの?」

「それは…俺にはわかり兼ねるな…」

アイツ…カギのナンバー知ってやがった…。

「無関係な人はそんな事しない。
ただの過去の人だったとしても…
私はモヤモヤする…
だって………。…いいや…」

「だからよくねぇんだって!
ちゃんと話し合って解決させねぇと
いつまで経ってもこんな状態だろ?
でもどうしようもねぇじゃねぇか、
過去は変えらんねぇし、
睦も俺も百鬼もここにいるんだ」

「先生の中では終わってる事なんだろうけど
私の中ではさっき始まった事なんだよ。
そんな人がいるの初めて知った。
恋人でもないのにカラダの関係ありましたって
何で私がそんな報告受けなくちゃならないの。
あなたペットですか、私は昔のペットですって
出会い頭に言われてだよ…どんな気分だと思う?
なんかもう、…どうでもいいや」


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