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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





「そうなの…⁉︎先生の好きなものって何?」

勢いこんで訊いてくる睦は
まるで小さな子どものように
目を輝かせている。

「何って…。そうだなぁ…なんだろうな」

「えぇ⁉︎なにそれ!」

「具体的に訊かれると困るモンだな…
温泉とか…?」

「温泉?…見るもんじゃなくない?」

「まぁ確かに、見せたい、とは言ったけども!」

「先生お風呂好きなの?
だからここのも綺麗なんだね」

やけに納得したふうに睦が大きく頷いた。

「それは、そうかもな…」

「あとは?」

「あと?あとはー…どっかの美味いメシとか。
でもなぁ…睦のが1番だしなぁ…」

チラと見下ろすと、
少しだけ頬を染めた睦が
満更でもなさそうにしている。

嬉しさに笑ってしまいそうなのを
必死で堪えている感じだ。

「…お前さー、」

俺はもうため息しか出ない…
どうしてこうも、
俺のツボにはまって下さるのだろう?

「嬉しいのまで我慢すんなよ。
可愛いにも程があるぞ」

「うゎ…っ!出た、」

睦はカッと頬を染めて
怒ったように顔を背けた。

「…なんだ。何がだよ」

「すぐそうやって…か、可愛いとか言って…」

恥ずかしそうに怒られても
…それこそ愛しいだけだけど。

「おぉ、可愛いからな」

「よくそんな事がポンポン言えるよ。
今までみんなに、
そうやってうまいこと言ってきたんだよね」

あぁ、そういう事。
それでお怒り気味なワケだ。

天邪鬼でやきもち焼きなのね。
余計に離れられねぇなぁ…
まったく飽きねぇ。

「いーや。可愛いなんて、
そう思ったヤツにしか言わねぇよ。
俺ウソは言わねぇの、めんどくせぇし」

じろっと視線を戻されて
俺はにっこり笑って見せた。

「俺に言い寄ってくるのなんて
外見と金目当ての図々しい女ばっかりよ。
そんな阿婆擦れ、可愛いと思うワケがねぇだろ?
その点睦はほんとに可愛いし」

「…でも自分だってそういうヒトを
平気で相手にしてたでしょ」

あいたた。

「………でも可愛いのはお前だけだもんね」

「っ…もういいから…!」

「よくねぇよ。自分の女が、
居もしねぇ女の影にやきもち焼いてんだぞ?
可愛くてたまんねぇだろー」


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