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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





「誰が泣くか…!」

そうやって強がる睦が…………
可愛い……

もうだめだ俺は。

「泣かねぇ泣かねぇ、泣くワケねぇ。
だからホラおいで…?」

「やだ!」

「なんで⁉︎だっこさせてくんねぇの?」

俺のこと全拒否かよ。

「だっこ好きだろー?仲直りは?」

「ぎゅうしたら痛い…!」

「あー、はは…そうね」

そうだった。
俺のせいってか。

「わかった。じゃメシにしよ」

あんまりしつこいのもどうかと思う。
睦が俺を避けているワケでもねぇのは
今のでわかったし。

引き際、ってヤツが肝心よ。

「もう煮えてるからそこで待ってろ」

睦の前から立ち上がりキッチンへ。
…キッチンへ。

キッ…チンへ……

「睦ちゃーん…」

「……はーい、」

低い返事を寄越す睦。

見下ろすと、
俺の片足に睦の両脚が絡みついている。

…現れたか天邪鬼。

押すと逃げるくせに
引けば追って来る。

「イカじゃねぇんだから…」

「……」

「こんな事しないで口で言いなさい」

俺が窘めると
最初こそ口籠もっていたが、そのうち

「…もうちょっと一緒にいて…?」

素直にお願いをしてみせた。
睦の急成長に感動すら覚える。
まさかこんなに素直に
オネダリできる日がくるなんて…。

「喜んで」

俺の返事を聞いた睦は安心したようで
するりと脚をほどいた。

さっきと同じように、
ソファに浅く腰掛けている睦の前、
フローリングに敷いたラグの上に
どすんと腰を下ろす。

すると、ソファから
ゆっくり時間をかけてずり降りた睦が
胡座をかいた俺の上になだれ込み
横座りをしてもたれかかった。

なだれ込んだのは、
例によって両手が使えないからで…

それにしても睦から寄り添ってくる
この幸せは何にも変え難い。

「先生」

「んー?」

睦の負担にならない程度に
そうっと腕を回して、
腰の辺りで手を組んだ。

文句も言わず
心地良さそうにしている所を見ると
これなら許されるらしい。


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