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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





睦はそう前置きしてから
大きく息を吸い、心を決めたようだった。

「それでも不安なの。
ごめんね、先生を疑ってるとかじゃなくて…
うまく、言えないんだけど…」

えぇと、と
俺に誤解をさせないように
オロオロと言葉を選ぶ姿が
たまらなく可愛い。

やべぇ、ずっと見てられる。
つうか見ていたい。

「私がいないうちに、
何をしてるのかなって、ね、」

「…それはさ、
俺のことずっと見張ってねぇと
不安てことか?」

「悪い意味じゃないの。でも
隠れて何かをされてるような気になる。
私は…」

「睦、抱きしめていいか?」

「私、…えぇ…⁉︎」

話の途中に割り込ませた俺の言葉に
睦は大いに戸惑ってみせた。

両手を開いて待つ俺を見て

「や…だめ!」

大きくかぶりを振り、慌てて拒否をする。

その間もずっと腕を組んでいる睦。
さっきからそのポーズに違和感しかねぇ…

「なぁ、寒ィか?」

「え…寒くない」

「じゃなんで腕組みしてんの?
寒そうに見えて心配なるんだけど」

「あ……あー…気にしないで」

「いや、気になるな」

「こうしてると楽なの!」

「お前がそんなカッコしてんの初めて見た。
何かあるんだろ」

「何もない!それよりもさっきの…」

「さっきの話の続きな?
一旦置いといて、こっちが先だ」

「勝手にズルい…!」

「何でだよ。寒そうに見えるから
抱きしめたくなるんだろ。
…そうでなくてもだけど」

「何言ってんの。いいから、」

…もしかして、

「…どっか痛ぇのか?」

「えッ」

「腹とか…」

「痛、く、ない」

「へたくそか。どこが痛ぇ」

どこなのか場所を確かめようとして
その腕をどかそうとすると

「やだ!大丈夫だから……ッぎ」

俺の手から逃れようと
身をよじった睦が
おかしな声を上げた。

「睦…⁉︎」

聞いた事もない、潰れたような声に驚き
睦を追う。
しかし

「いいの!…ッ…」

睦はただ俺を拒絶。
俺はもう、とりつく島もねぇ。


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