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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





『何でてめェにンなこと言われなきゃならねェ』

「さねみんには元気でいてもらいてぇのよ」

『おちょくってんのか』

「本気だし。お前は数少ねぇ悪友だからな」

『そうかよ。ありがたくねえなァ』

ククっと笑いながら憎まれ口たたきやがった。
こんな時、ちゃんと声をかけてくれる。
普段は知らん顔してるくせに
いざという時は世界一頼りになる。

「今日の事、礼を言うよ、ありがとな。
俺はどうしても
睦についててやりたかったから
不死川がいてくれて助かった」

『高くついたなァ』

「あぁ。甘いモンな?」

『おォ』

2人で少しだけ笑って、
じゃあなと電話を切った。

シンとした空間に、
クツクツとシチューの煮える音だけが響く。

迷わず『黒いの!』って言ったなー…
こないだホワイトシチュー作ったけど、
もしかしてビーフシチューの方が…

「楽しそうだったね」

「好きだったかなー…」

「誰が好きなの?」

「いや、シチューがな、」

…………

会話している事に気がついて
ハッと目を開けた。
すると風呂上がり丸出しの、
濡れ髪をタオルで巻き上げた睦が
愛用のもこもこ部屋着を身に纏い、
きゅっと腕を組んで俺を見上げていた。

「あら、お肌ツヤツヤ。
綺麗になりましたねぇ」

「…ごまかしちゃって。
やっぱり彼女いたんじゃないでしょうね」

「気色悪ィこと言うなよ!
相手不死川だからな」

「へーえ。男でもいけるんだ。さすが色男」

「お前、不死川にぶっ飛ばされんぞ…」

想像しただけでも恐ろしい。

「…やっぱりお風呂好きになれないな」

ぼやくように言って
睦はくるりと踵を返し
リビングのソファへと向かった。

「なんでよ。うちのフロ、
広いし綺麗し言うことねぇだろ?」

「そうじゃないもん」

あぁ、こりゃアレだ。
怒ってるのは怒ってるけど、
もしや、やきもちってヤツでは…?

ちょっと、…背中がもぞもぞするぞ。

「じゃどうなんだよ」

睦に言わせてみたくて
わざととぼけてみる。
それと、
もし俺の早とちりだったらカッコつかねぇし。



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