第41章 輪廻 〜if〜 後
優しい囁き…
ここまで来たら、
いっそ最後まで…って思うでしょ?
それを…。
「…いいよ、先生なら」
ほんとにそう思うけれど、
「ばぁか」
愛しげなそしりと共に訪れる
深い口づけ…
「ん、ん…ッ」
おへその上辺りを緩く撫でていた手が
スルリと背中へ回された。
ベッドとの隙間に入り込み
探り当てた下着のホックを
指先だけで器用に外した。
……慣れてる…けど触れないでおこうかな。
自分の事を棚に上げてそんな事は言えないし…
どこか冷静に
そんな事を考えていた私に気がついた先生は
唇をそっと離して
「…イヤになったか?」
小さく問う。
私は首を横に振って答える。
「…すき」
そう言葉にすると
にこっと笑ってくれて
緩んだ胸元に手を伸ばした。
触れられる…
そう思った瞬間、視界を閉ざした私。
「睦…俺を見てろ」
先生は全身の動きを止めた。
私が目を開くまで動かないつもり。
それがすぐにわかった。
私に触れるのが誰なのか…
それを私がちゃんと理解するまで。
そして、私が恐怖を感じなくなるように。
「目、開けて…誰がいるかちゃんと見ろ」
我慢強く待ってくれる先生。
「……」
そうだ、先生だよ。
先生がいるはずだから。
私がゆっくりと瞼を開くと
熱を湛えた先生の目と出逢った。
綺麗な目。
真剣な。
目が合ったのを確認してから
ゆっくりと細められ
極上の笑みが私を受け止めてくれる。
「誰だった?」
「…宇髄、先生、」
「あぁ。俺だと、だめか」
「…だめじゃない…」
「ほんとに?」
「うん…」
「怖ぇのは?」
「…こわく、ない…」
「怖かったら言え」
私の顎の付け根に鼻先を擦り付けて
…それでもいいんだよと
言ってくれているよう…
「先生だから、」
「んー…」
「…大丈夫。」
「ん…そうか。睦…
ちゃんと、好きだからな」