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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





あぁ、でもそうじゃなくて。

「先生!歩けるよ、」

「あぁ?知ってらぁ」

「じゃあ下ろしてよ」

「暴れんな!」

一喝されて私はびくりと身を竦ませた。
先生は、しまったと思ったっぽい。

違う違う。
今のは咄嗟のことで驚いただけ。
先生を怖いと思ったわけじゃないんだけど。

「…落ちたら、怪我するから…悪ィ…」

立ち止まって、
私の背中を抱き寄せ
首の付け根に先生は顎を乗せた。

それがくすぐったくて
私はぴくりと全身を跳ねさせる。

「……下りたい…」

「降ろすさ。このまま寝んだから」

平気でそんな事を言って
再び歩き出した先生は、
もうすぐそこだったベッドに
私ごとなだれ込む。

訪れるはずの衝撃は
スプリングと先生の身体が見事に吸収してくれて
ありがたい事に、さほどのダメージもないまま
私はベッドに身を沈めた。

そして先生は宣言通り
私の背中を抱いたまま、
眠るためにいい位置を探し始める。

「先生…抱き枕にするのやめて…」

「俺がお前を使ってるみてぇな言い方すんな。
…この方が、良く眠れると思わねぇか?」

「……」

それは、…そうだ。
夜中に目を覚まさなかった。

浅い眠り。
いつも夢にうなされては目を覚まし、
何度も寝返りを繰り返していたのに…

昨夜は1度も目が覚めなかった。

こんなの小さい時以来かもしれない…

何も答えないのを応と捉えたのか、
先生はなんの遠慮もなしに私を抱えて
その場に落ち着いた。
…寝る位置が決まったらしい。

…こんな事でいいのだろうか。
冷静になれ睦。
安心なんかしてる場合じゃない気がする。
それなのにこの身体は
全然言うことを聞かないし…
ちっとも動かないみたいだ。

自分の意思とは関係なく、
心地いい事を知っている身体が
勝手にそっちに向かっているようだった…


結局私よりも早くに寝入ってしまった先生にひっぱられるような形で、
私もいつのまにか眠りに落ちていた…
















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