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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





「食べてる場合じゃありませんでした。
気になっちゃって」

「そんなこったろうと思ったわ。
もういいだろ。櫻井は寝てるし
どうせ話もできねぇ。
早く食わねぇと午後の授業始まるぞ」

「……」

じとっと見上げられて
俺はいやーな気がした。
なんとなーく…
同じ匂いがして。

「なによ、まだなんかあんのか」

「…いえ。また来ます」

「いや、もう来なくていいだろ。
お前が用あるの絶対ぇ俺じゃねぇよな」

睦の事が気になってるに違いない。
あわーい恋心を抱いちゃったに違いないのだ!

「何言ってんですか先生に用でしたぁ‼︎」

「うわぁ…誤魔化すのへったくそ…」

「うるさいです!さよなら‼︎」

さよならって…
さすがにねぇだろ。

顔を真っ赤にして走り去る男子生徒…
睦のクラスのしっかり者。
委員長さんの纐纈(こうけつ)だ。

ずっと考えていた。
やっと名前を思い出した。
どうも印象が薄いんだよなぁ……


纐纈が嵐のように去った方を
しばらく眺めていた俺は
ハッと気がついて戸を閉めた。
ついでに施錠もしっかりしてから
寝たフリを決め込んでいた睦の元へ戻った。

「櫻井ー、もう行ったぞー」

頭まで隠していたブランケットをめくる。

「……寝てんのかい」

よっぽど調子が悪いようだ。
睡眠で回復をはかっているのか。

…もうちょい寝かすか。

俺は自分の椅子にどかっと座り
置きっぱなしにしてあった缶コーヒーを
ぐびっとひと口煽った。
…温いどころかもう冷え切ったそれが、
俺の身体の内側を冷やしていった…































……あれ?

目を開けると、
見慣れつつある天井。

夢でも見てたかな?

パッと見上げると
ベッドサイドには無駄にお洒落な置き時計。
時間は5時だ。
…この時計はオシャレだけど
AMなのかPMなのかの表示がないのが難だ。



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