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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





「でもさっきの子が来るじゃん!」

「今日じゃなくてもよくね?」

「先生が後で話聞くって言ったんでしょ⁉︎
あれめっちゃかっこよかったのに!」

なんて事だ。
こんなに簡単に
自分の言った事を覆す人だったなんて!

「え…俺かっこよかった?」

「そこ⁉︎」

つい肘を立てて体を起こしてしまい
私は強い眩暈を覚える。

あぁもう…!

「こら…!」

「先生が悪いぃ…」

先生の手を咄嗟に離して
頭を抱えた私の肩を抱き、

「悪かった。
でもせっかく素直になれたんだから
お前を最優先してやりたくもなるだろ…」

すごく…真面目に……

「………」

真面目にそんなこと言わないでよ。
どうしたらいいかわからなくなる。

先生が自分の発言を無責任に覆したのは
私の、ためだったのか…
そう思うと…
さっきまで軽蔑すらしていたのに
ちょっと嬉しくなったりして。

いや、嬉しくなってる場合…?

とりあえず、…
例えばこの眩暈が治まっても
続いてるフリをして
頭を抱えて顔を隠そう……

「ほんとにそうしてほしくて
言ってるんじゃないから…
私の言ったこと全部叶えようとしないで。
それじゃ私、ただのわがままなバカだよ」

さすがに弁えてるって。

「私をバカにするのか常識人にするのかは
先生にかかってる」

顔を隠したままだから
今先生がどんな顔をしているのかは
わからないけれど。

この人の事だ。
黙ってるという事は
何かしら最善の道を切り開くはず。
と思ったら

「…お前はどうしたいんだ?」

私の意見もきいてくれる。

「私は…」

さっきも言ったのに。
先生のそばがいいなぁ…

なんて言うのは絶対に間違いだという事は
わかり切っている。

きっと、学校に残るのか
先生の家に帰るのかってことだよね。

「…帰りたいかも」

「よし、じゃあ…」

先生が立ち上がりかけた所に
準備室の引き戸にノックげあった。
すりガラスに、背の高い影。
……
もう誰なのかなんてわかり切ってきた。

「早ぇな」

ガクッと頭を落とす先生。

戸に向かって行く足を止めて
ふと振り返る。

「…寝たフリでもしとくか?」

えぇ……




















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