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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後










4時間目の授業をサボった。

保健室に行っていたらきっと
こんなふうに思わないんだろうけど、
休む場所が違うだけで
ものすごい罪悪感が私を襲っていた。

あの日のように、
隣の美術室からは授業をしている声がする。
1年生の授業だって言っていた。
ちょっとやんちゃな声が響いてくるのは
そのせいかな…?
偏見かも。

私は狭い部屋に心地よさを感じつつ
こんな所にいてもいいものかと
多少の申し訳なさを感じていた。
ここのも広いソファだけど、
先生んちのリビングのソファの方がいいな…

そんな事を思いながら身を縮めて
先生がかけてくれたブランケットにうずもれた。
あの場所が自分の居場所になりつつある事に
喜びと戸惑いを感じる。

向こうの部屋で
無邪気にはしゃいでいる子たちには、
帰る家があり、親や兄弟がいて…、

なのに私はどうだろう?
何もない…

余計なことを考え始めてしまい、
私はぎゅっと目を瞑った。
大丈夫。
私は。
そんなもの無くたって。

頭までブランケットをかぶり
すべてをシャットアウトした。
もうそうせずにはいられなかったんだ…


寝てしまおう…
何も考えずに済む。
先生の用意してくれた静かな空間は
とても耐えられない…
あの腕が作り出してくれる、
安全な空間の方がいい。
ずっと、あの中にいたいな。

さっきも…あの子から守ってくれた。

…あ、
守るってどんなふうにかと思っていたけど
もう、
守られてるや…































午前中の授業を終え、
隣の準備室を覗くと
頭までブランケットをかぶった睦が
ソファに横たわっていた。
小さくなったその塊は
膨らんだりしぼんだりしている。
…一応息はしているようだ。

そっと近寄り耳をすます。
すると聞こえてくるのは穏やかな寝息だった。

それを聞きながら
俺はさっきの事を思い返した…






休み時間、
次の授業の準備をしている所に
何やら騒がしい声が聞こえて来た。
何となく、窓から窺うと
渡り廊下の上に睦の姿を見つけた。

向かい合っているのは
クラスメイトの男子生徒だ。
でも穏やかな雰囲気じゃなさそうだった。


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