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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





「いつもなら2日目の方が重いんだ。
…あ、でもその時によるけど…
今日はよくなった」

「ふぅん…」

言い訳がましい私の台詞に
先生は少なからず違和感を覚えたはず。
あんな言い方やめればよかったと
後悔したけれど時すでに遅し。

隠そうとすればするほどボロが出るものだ。
かくいう今も…出た。

「よかったな、治ったんなら。
学校も行けそうか?」

「うん…。行ける」

「そうか、
でもツラかったらすぐ俺んとこ来いよ」

「わかっ…た、」

……?

「先生のとこ行くの?」

「あぁ。今日は職員室戻らねぇようにするから
すぐ上まで来い」

上、とは美術準備室のことかな。

「保健室、まだ行きたくねぇだろ?」

私の腕がまだ変色したままだから…
その事を言ってくれてるんだと思った。

私は腕まくりしたソコに目をやる。
くっきり残っていた手の痕は
もうあやふやになり
治りかけの証拠の黄色になっていた。

「うん…そうかも、」

「ん。授業中でも何でもいいからな」

「うん…!」

私が笑うと
先生は満足そうに微笑んで
洗面所へと向かって行った。

保険があるのって安心だ。
何があった時に頼れる場所があるのって
なんて幸せなんだろう。

焼けた玉子焼きを食パンに挟みながら
こんな事でいいのかと、
安心できる事に不安を感じる私だった。










調子が良くなったと思っていた。
今朝までは本当に何ともなかった。

先生には結局言えずじまいだったけれど、
毎回必ず2日目の方が重い生理痛が
ここまで回復したのは
先生が一緒に寝てくれたからだって思っている。

そんなこと言えるはずもなくて、
結局あんな言い訳じみた言い方をしたのに
先生はついぞ追求もせずに私を逃してくれた。

だけど…

3時間目の授業の途中。
数学の時間。
下腹部に軽い痛みを感じるのと同時に
目の前がぐるぐる回り出した。
ひどい貧血だ。

先生は授業中でも何でも来いと言った。
だけどこれは、立てそうもない。

教科書を見るフリ。
ノートをとるフリをしながら
私はそれに必死に耐えた。
早く時間が過ぎる事だけを祈って。


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