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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





だけど先生はもう既に半分眠っていた。

こんなに急に眠たくなるもの?
ほんの今までぱっちりだったのに…?

私を抱き枕にしている先生は
薄く開いた唇から寝息を漏らしていた。
…口で息すると喉が痛くなる。
私は手をそうっと伸ばして
人差し指と親指でその唇を閉じさせた。

特に嫌がる気配もなく
そのままおとなしく寝入ってしまったようで
しかもちゃんと鼻で呼吸を始め……

おりこうさんだ。
素直に眠る先生がちょっと可愛い。

…思ったよりも柔らかい唇にちょっと驚いた。
でも離してしまうのももったいなくて
私はしばらくそのまま
先生のあたたかさに触れていた。







私の朝は早い。
顔を洗って自分の支度を整える。
先生が起きてくるのが5時半過ぎ。
そこに合わせて朝ごはんの準備。

もともと睡眠時間は少なくても平気。
早起きも苦ではない。

1日の始まりだし
朝ごはんはしっかり食べなくちゃ…。
私はそんな事した覚えはないけれど。
先生にはちゃんとしなくちゃね。
自分のする事が誰かの役に立つのって
結構楽しいんだな。

私って、自分の好きな事をするのより
誰かのためになる事をする方が
好きかもしれない…

そんな事を考えながら
玉子焼きをひっくり返した。
だってこれを食べて、
先生喜んでくれるかなぁって
すぐにそんな事を思ってしまうんだ。
喜んでもらうためにがんばろって…。

「おはー…」

1人だとばかり思っていた私は
思いの外、近くで聞こえた声に
めちゃくちゃびっくりした。

「おはよ…」

それしか言えない私がぐりっと振り返ると
たった今起きましたの先生がそこにいた。

「お前大丈夫なのかぁ…」

ふわぁっと欠伸をしながら
先生はガシガシ頭を掻いている。

……

「なにが?」

「身体に決まってんだろ。
無理しなくていいんだぞ」

あ、

「もう大丈夫だよ。ありがと」

「あんなツラそうだったのが
こんなすぐに治るモンなのか」

今度はうーんと腕を伸ばしながら
先生は私の手元を覗き込んだ。
距離の近さを感じて
そそっと身を引いた私を
先生は怪しげにジッと見てくる。

…あんまり見ないで欲しい。


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