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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





「…うん……?」

私も曖昧に頷くしかできなくて、

「そういうことだ」

なのに先生は完結させようとする。
そういうことって…
一体どういうことなんだか…。

「話がズレてない?
守るってどういうことか訊いたんだけど…」

「だからそういうことなんだって。
色々あんだって。でも、
俺がそう思ってる事は間違いねぇし、
睦が今までよりも
居心地よくなればいいと思ってるから
お前もどんどん甘えろよってハナシ」

結局よくわからないけれど
先生の話にウソは無さそうだった。
…理由や具体的な内容はわからないけれど
先生が本心で言っているのは伝わって来たし
それは私を安心させるには充分で…。

「難しいけど」

甘えろと言われても。

「そうねぇ…。
何してもいいぞ、って言ったら出来そう?」

「何、って言われてもよくわかんない」

「お前は…」

呆れながらちょっと笑われて
どうしてだか私はホッとした。
自分がどうしようもない事を言っているのが
わかっていたから。

貶される事もなく、
責められる事もないなんて
もう初めてに近かった。

それがこんなに簡単に
受け入れてもらえるなんて思わなかった。

「俺に気ィ遣わなくていいぞ、ならどうだ」

「気ィ遣うよ」

「どうすりゃ好きにしてくれんの」

「好きにした事なんかないから
わかんないんだってば。
だって好きなことなんか何にもないんだよ。
何かしなきゃいけないんだとしたら
先生に決めてもらうのが1番…
いいなぁなんてー…ねー、あはは…」

「……」

我ながら重い事を言ってしまったと思い
笑って誤魔化そうとする。
でも先生は、

「それじゃおんぶに抱っこじゃね?
せっかく好きな事するチャンスだと思うけど」

何も気にしていないかのように
ごく冷静に分析をした。
私の思い過ごしだったのか、
先生にとっては重くなんかなかったみたい。

やっぱり心に余裕のある人は違うのかな。

「じゃあ、睦が
ほんとに…したい事ができるまでは
大目に見てやるよ…」

「大目にって…」

ちょっと違うんじゃないかと思って
押し付けられていた頭をもたげた。


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