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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後






「大丈夫なんて…どうして言えるの?」

嬉しいくせに不安の方が勝ってしまい
先生を責めるような言い方をした。

「俺がいるからだよ」

「期待して、
それが外れるのなんかもうたくさんなんだよ」

何度も何度もそんな思いをしてきたの。

もうやめてとお願いしたら
これで終わりだからって言ってくれた。
私は聞き届けられた願いにホッとして…
それなのに翌日にはしっかり、
違う人が充てがわれた。
文句を言えば
そんなこと知らないって怒鳴られて
ご飯を抜きにされる。

その時の絶望と言ったらなかった。

それだけじゃない。
もっと他にもたくさんある。

あんな思いはうんざりだ。

「俺を、一緒にすんなよ」

泣きそうな声から一転、
先生は地を這うような声を絞り出した。
背筋が震え出しそうだ。

私にわからせようとする
本気の声だ。

「睦が安心していられるようにする。
俺がいれば大丈夫って…
お前が思えるように絶対ぇするんだよ」

先生は私の涙を、枯れさせるつもりかな…?
この先、泣かせないから
今泣き切っとけってことかな。

でなければ、
何故そんな事をこの人が言うのか。

「先生が…そこまでする必要ある?」

「ある。俺は睦を守りたくなった」

簡潔明瞭とはこの事。
なんてわかりやすくハッキリしている事か。

だけど、ひとつだけ。

「守る、って…」

どうやって?
私が質問をぶつけると
先生は困ったように小さなため息をついた。

「これまでもしてきたつもりだ。でも…」

そう言ったきり、黙り込んだ先生。
何の気なしに顔をあげようとしたけれど、
ぎゅっと押しつけられて
動けなくなった。

こっちを向くなと言われた気がする。
顔を隠さなきゃ、だめなの…?

『でも』の続きは、話してくれる…?

少し抱えた不安。
次の言葉をジッと待つ。

また『野暮』だからって言って
話してはくれないのかな…
そう諦めたとき、
ちょうど先生が口を開いた。でも、

「…俺の中でも色々あんのよ。
状況がな、変わって来てだな…」

言ってる内容はあやふやで
的を射ないような言い回し…。


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