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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





これはちょっとどうにもならないな。

だけど、
腕は肩の上、
脚は腿の上。
呼吸の邪魔はされていないし
両手も自由だ。
先生の腕の付け根は私の首の下にあって
枕が手伝ってくれるおかげで
痛くない高さを保ってくれていた。
お互いのお腹が密着しているのが
ものすごく気になってしまうけれど…
うまいこと
文句のつけにくい格好が保たれている。

『苦しいからどいて』とか
『つらいから離れて』とか、
…その辺りを絶妙にクリアしているのだ。

「なぁ…」

「…!…はい…っ」

そのまま寝入って行くものだと思っていたのに
いきなり声をかけられて私は全身で驚いた。

「悪ィ、…いや、ンなびっくりすんなよ…」

あまりの驚きっぷりに先生も驚いたらしく
何故か更に私を抱き寄せて
ふうっと大きくひとつ、息をついた。

密着してるのに
もっとぎゅうされた…!
もういいよ!
そもそも何で抱き枕みたいにされてるんだ。

「ねぇ先生…」

「お前身体って大丈夫なの?」

「…えぇ?」

同時に話し出してしまい
私はつい引いてしまった。

「なに?」

「だから…その、身体は大丈夫なのかって」

「身体は……さっきよりは多少マシ。
薬が効いたのかな」

まだ重たい感じは残ってるけど。

「いやいや、そうじゃなくてさ…」

ちょっと言いにくそうにして
私の髪の先を指に巻きつけて弄ぶ先生。
…そんな可愛い仕種もできるんだ。

なんて感心している場合じゃない。
あぁあ、何の話だっけ…
私の身体がなんだって?


「あー…イヤだったら答えるなよ?」

そう前置きした先生は

「痛みとか、病気とか…妊娠、とか」

ひどく気遣わしげに声をひそめた。

——あぁ。

「そこは大丈夫。あの人もさ、
私がそんな事になったらやってけないし
衛生面はちゃんと徹底してたから」

「…めちゃくちゃされてたんじゃねぇの?」

「めちゃくちゃ…されてた。
でもゴムは必須だったし
それ以外は絶対に許さなかったし、
ヘンな趣味のもされなかったし。
あの人が連れて来るのは
スキャンダルを嫌うお綺麗な金持ちばっかだから
ヘタに騒がれたら困る人たちなの」


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