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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





私はこの状況に混乱しまくっていた。
ベッドの中で抱きしめられるのが
どういう事なのか、この人はわかってるのか。
普通じゃないよね?
家族か恋人のする事だよね。
それとも私が考えすぎ?
…いやいやそんなバカな。

私の慌てっぷりに
なにか気配を感じた先生は
またあの寝ぼけた声で

「どしたー…どっか痛むかー」

ずるずると言った…

これはまた、覚えていないヤツなんじゃないかと
私は何も答えずに様子を窺う。

「…声も出ねぇくらいかよ?」

今度はガバッと頭をもたげて
はっきりした喋り方をした。

ちゃんと目覚めているらしい。
それなら、疑問をぶつけてみようか…

「何で一緒に寝てるの?」

ど緊張を必死に隠して
精一杯落ち着いた声を出すけれど、
この人には見透かされているような気がして
内心ドッキドキだ。

最初の日に、
別々で寝ようと言い出したのは先生の方。
間違いがないようにと言っていた…

自分が疑われるのが厄介だからと言っていたけど
私を怖がらせないためだって事、
ちゃんと気づいてたよ。
自然に優しさを見せる先生。
私に気を遣わせないのが上手で
気づかないうちに守ってもらっているんだ。
…すごくありがたかった。

「広いベッドに1人は淋しいって
睦が言うからだろ。
寝る前にあんな目で見られたらほっとけねぇし
そこまで心のねぇ男じゃねぇのよ俺は」

「……そ、う」

不意打ちの呼び捨て、やめてもらいたい。
心臓にわるいんだよ。

「勝手に悪かったとは思うが…
どっか悪ィ時は誰かにいてもらいてぇだろ?
不安だもんなぁ…」

よしよしと、抱えた頭を撫でてくれた。

熱が出ようがお腹が痛かろうが
こんなふうにしてもらった事が1度もなくて、
安心するとか幸せだというよりも
戸惑いの方が先に来てしまった私は
ただ呆然として

「…そうなの…?」

訊き返してしまう始末。
なのに先生といえば、

「んー…」

私の無事の確認が取れたからなのか
もうおやすみモードに突入していた。

寝返りがうちにくかったのは
先生の腕と脚が乗っかっていたからだ。
元から身体が重いというのに
物理的にも重たくされているとか…


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