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【鬼滅の刃】予定調和【宇髄天元】

第41章 輪廻 〜if〜 後





おとなしそうな性格というよりも
何かを無理に抑え込んでいるように見えたから
少し気になり始めた所だった。
その睦を
俺がこの手で救えるのだと思った時
素直に嬉しいと思った。

絶対ぇにどうにかしてやろうと心に決めた程。

「…っ…そ、ですか…」

「あぁ」

「…だって、…あの時…
ヘンなこと言うから…
ちょっと勘違いっていうか…」

「何だって?」

口の中でもごもご言っているから
何を言ってるんだかさっぱりわからねぇ。
すると、
訊き返された事に苛立ちを覚えたのか

「先生は寝ぼけてたでしょ!」

睦はいきなり怒りを露わにした。
何だか感情の忙しいヤツだ。

「寝ぼけてねぇよ」

…ん?

「……いつ?今朝?」

「寝ぼけてるからってねぇ
何言ってもいいわけじゃないんだからね!」

嚙み合わねぇ会話。
睦には抑え切れねぇ言い分があるようだ。

「なんか言ったか俺。
つうか俺、寝起きいいんだけど。
寝ぼけた事なんかねぇぞ」

まぁ確かに、
昨夜はちょっと夜更かししたけども。

「まぁ…言った覚えはねぇけど
悪ィこと言ったんなら謝る」

「悪、…くはない…」

「悪くねぇの?」

「……わかんない!」

「はぁ…?そうかよ、」

何を怒ってんのかもよくわからねぇ。
でも俺と同じくらい、
睦自身も何に怒っているのか
よくわかっていないように見えた。
迷える子羊ってか。
若いって厄介だねー。

「もういいよー…」

許す許さないではなく
どうでもいい、の空気だ。

でも機嫌の悪ィのは変わらず…

睦が再び箸を持つ事はなく
両手は椅子の座面に置いたまま
自分の脚の下に敷いていた。

悪ィ事を言ったワケではねぇらしいが
なんか気に障ったんだろうな…
まったく。
難しい小娘だ。
でも…
こいつが笑ってねぇとつまらねぇな。

「なぁ、メシ美味いなぁ?」

「ふぅん」

「一緒に食おうぜー?」

「食べてるじゃん…」

ツンと横を向く。

「食ってねぇじゃん。食わせてやろうか」

「何言ってんの、いらない」

「せっかく美味いのに、
一緒じゃねぇともったいねぇよ」


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