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月夜の軌跡【鬼滅の刃】

第20章 柱稽古とお館様


次の日はこれまで通り朝と昼の食事の準備を済ませ、早速柱稽古開始と相成ったわけだが、稽古場で先に稽古をしている剣士たちの姿を見て目を丸くした。

「悲鳴嶼様、確か筋力強化の稽古だとお聞きしたのですが、滝行で何かを掴んだら筋力強化に繋がるのですか?」

「あぁ、最終的には一町先まで岩を運んでもらう。闘いにおいて強靭な肉体は攻守ともに必要不可欠なもの……月神もここでそれを学び身に付けていくといい」

岩ってそんなに運べるものだったかという考えが頭に浮かんだが、稽古を出すからには間違いなく行冥は成し遂げていると思われる。
更紗は腹を括って滝へと足を向けた。





「少し冷えます……火を炊かないと」

お経を教えてもらい一心不乱に唱えながら滝に打たれるという単純明快な稽古だが、これが意外と過酷だった。
まず水が非常に冷たい……山の上の水は驚くほど透き通っていて目を奪われるが、中に入ってみるとそれだけで針で刺されたような痛みで全身をくまなく包み込んでくれる……

それに加え上から落ちてくる水の勢いは凄まじく、少しでも気を抜けば水圧に押し負けて川の中へ強制的に沈められてしまうのだ。

そんな滝行を更紗は剣士たちと横に並んでしていたのだが、何人か体が冷えきり限界を迎えた剣士が出始めたので少し休憩することとなった。
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