第79章 家族の形$
「……それって」
「幸を嫁に貰う。婆さんとの口約束だけじゃなく、ちゃんとお前んとこの両親にも顔合わせして……幸?」
「……本当に?」
不死川の言葉に目頭が熱くなる。
「嘘なんかつかねェよ……」
優しく髪を撫でてくれるその手の温かさが、心地良くて幸はゆっくりと目を伏せる。
「とっても嬉しいです。……私、実弥さんの事大好きです…」
「俺も好きだ……///」
照れくさそうに頬を掻きながら、好きだと声に出してくれる彼がとても愛おしい。
「……とりあえず、風呂入ってくる。幸は待っててくれ」
「え?」
「二人で入ると自制出来る自信が無ェんだよ///」
彼に言われてようやく言葉の意味を理解した幸である。
「………///」