第78章 柱の子育て奮闘記
義勇さんから文を貰うなんて、いつぶりだろう。
いや、よく考えてみれば初めてかもしれない。
力強い漢字と流れるようなかな文字が、冨岡の心根を表している様で。
手紙には、
『勇輝哉を連れ歩いて、双子の面倒を避けていた。
随分と苦労をかけてしまって申し訳ない。
白藤が子供達ばかりを気にかけるので少しだけムッとしたこともある。
俺は大人気(おとなげ)がなくて、余裕のない人間だ。
本当にどうしようもない。けれど、白藤の事も子供達も愛しくて、恋しくて……
誰一人欠けて欲しくないと思っている』
「………義勇、さん。私も家族皆が大好きです」
「白藤。これからは何でも言ってくれ、力になりたい。誰も失うことの無いように…」
「勇輝哉も、父様と母様、大好き!」
「ありがとう……」
冨岡夫婦が円満になり、一息ついた宇髄が、天海に兄弟が欲しいと言われ、違う意味でため息をついた。
ー了ー