• テキストサイズ

【ポケモン】パシオで恋して

第20章 行方不明



WPM準決勝第一試合。

対戦チームはヒビキ、コトネ、クリスのジョウトトリオ。

念願だった。

こいつらとは共闘ではなく対戦を望んでいた。

このパシオで最強を証明するには、絶対に負けられないオレのライバルたち。

WPM出場を決めたのは他でもない、こいつらと戦いたかったからだ。

だが、準決勝戦を迎えたスタジアムは、ひっそりと静まり返っていた。

「——この事態を重く受け止め、WPMはしばらく延期にする…!」

沈痛な面持ちで、ライヤーがそう言い放つ。

客席からは、落胆する声もあれば反対する声も飛び交い、騒然としている。

予選、本戦を経た決勝トーナメント。ここまで来るために鍛錬を積んできた選手はもちろん、この日を楽しみに待っていた客も納得はいかないだろう。騒いでも仕方がない。

選手が2名、準決勝の場に来なかった以上、本来ならばそのチームは不戦敗にするべきだ。

だが、ライヤーはオレのチームを失格とせず、大会延期という判断を下した。

ブーイングの嵐の中、アリーナから立ち去ろうときびすを返すと、背後からオレを呼ぶ声がした。

「待って!」

ヒビキが駆け寄ってくる。

「…なんだよ」

背を向けたまま返す。


/ 503ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp