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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第23章 high







『研磨くん、夕飯おうどんでもお粥でもなんでも用意できるよ。
わたし帰るの遅いから、出る前に作ろうかな』

「…んー別にお腹空かないから、穂波が帰ってきてからでいい。
りんごあるし」

『…ん。りんご冷たい方が嬉しい?』

「いや、常温でいい」





穂波はおでこを合わせて、
ちょっと熱くなった気がする…と呟いてまた体温計を取り出す。

もう一度熱を測られて、さっきより少し熱は上がってた。
ハイな感じは消えなくて寧ろもっと強くなった。
映画見てても眠くならなかったし、今も眠くない。






『ほんとに遠慮とか我慢とかしないでね』

「遠慮とか我慢しないでいいの?」

『うん』

「おれ、我慢してる」

『何でも言って』

「エッチしよ」

『…それ以外』

「…出したら熱も出てく気がする」

『………』

「…ねぇ、いい?」

『…ぁぁぁ………』





穂波がすごい揺らいでる。
あと、もう一押し。






『お出汁、とってくる』

「え」

『お出汁、とっておけばおうどんでも、雑炊でもすぐできる。
お粥がいいかな?お粥がよかったら先に作っとこうかな』

「…うどんがいいけど  卵入ったやつ」

『うん。ネギは?』

「今はいらない。卵だけがいい。ふわふわしたやつ」

『うん。じゃあ、お出汁だけ取ってくるから、研磨くんはここにいてね。
頭冷やそっか。氷枕も持ってくるね』

「…氷枕はまだいらない。首が寒くなる」

『寒気するの? …じゃあまだ上がるね、きっと』





部屋から出てっちゃった。
ちぇ、誘導失敗。



眠くないし、ゲームして過ごす。










部屋の前を通り過ぎる足音が聞こえる。
洗濯物取りに行ってるのかな。




静かに扉が開く。





『あれ、寝てない』





洗濯かごを持った穂波が呟く。





『本当に眠くないんだね』

「うん、そう言ってるでしょ。寝るのは我慢してないの」

『…ふふ、寝るのはね。もし、熱が上がってもその元気があったら考えよう』

「…上がる前に下げれるかもしれないのに」

『…ふふ。曲げないねぇ〜 かわいい』






…でも穂波も準備とかあるだろうし。
いまはもう、しょうがない。







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