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【ハイキュー】   “波長”   【孤爪研磨】

第23章 high







手を繋いで、言われたままにベッドに向かった。







ベッドに着くと2人で向き合って座る。
両手を繋いで、額を合わせる。
…研磨くん、いつもより少しだけ体温が高い気がする。







『研磨くん、熱測ろ』

「…え、やだ」

『なんで?』

「………」

『わたしが責任を持って看病する。…研磨くんのお母さんが良いって言ってくれたらだけど』

「んー、でもシたいし」

『…ふふ、それはわたしもだけど。まだタヒチまで数日あるし…
…ってそう言う事じゃなくって、音駒バレー部には研磨くんが必要でしょ』

「…でも風邪じゃないから大丈夫」

『…ん、でも今は休もう?』

「えー、でもおれなんかこんな感じ初めて」

『…ん?』

「なんか熱ハイみたいな」

『熱ハイ』

「いつもはもう無理ーってなる。寝てる」

『うん、寝よう?』

「今は眠れない」

『…そっか』





なんだか強情な子供みたいに思えてくる。かわいい。






『じゃあ、小さいプロジェクターをお兄ちゃんの部屋から借りてきて、ベッドで何か観るのはどう?』

「うん、それも良いけど穂波が欲しい」

『うん、あげる。ずっとずっと。だから今は映画観よ』

「………」

『というかいつからだった?気づかなくてごめん』

「熱は、ご飯食べた後くらいから」

『…そっか、そんなに前からじゃなくてよかった』

「…ん。気づかなくてよかったのに」

『…ふふ、気づいてごめん』

「…ふ いいよ謝らなくて、あとでちゃんとしたいことするから」

『…ん』

「じゃあ、おとなしく映画みる」

『うん。体温計とか飲み物とか持ってくるね。ラクな服に着替える?』

「うん。着替えさせて」





…熱ハイじゃなきゃ言わないであろうことを言ってる。
なんだこれ、めんどくさい方の甘えん坊じゃなくて、
すごくかわいい方の甘えん坊だ。






『…ふふ。鞄も持ってくるね』









研磨くんをベッドに残して下に降りる













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