第6章 春の虹
無理はしちゃ、かえってまわりに迷惑だと、さすがに反省した俺は、2日間まるまる寝ていた。
調子が悪い時は、ひたすら寝るに限る。
水分をとることだけ気をつかいながら、こんこんと眠った。
すると、日曜日の昼過ぎに、ピンポンとインターホンが鳴る。
来客の予定なんかないと、無視していたら、今度は頭元の携帯が鳴り出した。
手を伸ばし、画面をみたら、
………あれ?
智の名前が画面に浮かび上がっている。
「……もしもし…どうした?」
「どうした?って…雅紀さんこそどうしたの。朝から全然連絡とれないから、心配して来たんだけど。どこにいるの」
心配そうに早口でまくしたてられて、俺は、のそりと起き上がった。
「ああ……ごめん、寝てた。いま開けるよ」
「寝てた?何で?!」
「……(笑)」
焦る声に苦笑しながら、俺はベッドからおりた。
体はだいぶ軽くなっていた。