• テキストサイズ

Attack 《気象系BL》

第6章 春の虹



頬に血の気はない。

だが、いつもの生命力あふれる瞳が閉じられてるだけで、その無垢な寝顔は子供みたいで。


……ずっとみていられるな。


何歳も年上の人で、頼りがいのあるスーパーマンのような人なのに、こうやって懐にもぐりこむと、子供っぽいとか、可愛らしいとか、マジで反則だと思う。

俺はそっと指を相葉さんの額に滑らし、そのまま前髪をかきわける。

だが、相葉さんは、ぴくりとも動かないですうすう眠ってる。


……………


俺は、ゆっくりと顔を近づけてみた。


長い睫毛。
整った鼻筋。

男前だな。

……ああ、この人のことが好きだな、って。やっぱり思う。


叶わない恋だと分かってるのに、どうしようもなく恋焦がれるこの気持ちの処理に戸惑う。
サトが好きだったときと、ちょっと違うこの感じ。

近づけた勢いで、ちょっとだけ唇をくっつけてみた。

柔らかくて熱いそれに………泣きたくなった。

/ 725ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp