第6章 春の虹
静かな部屋に、ポンと、メッセージを受信した音がする。
………?
こんな真夜中に誰だろう?
決して友達が多い方ではない俺に、こんな時間にメッセージ送ってくるやつに心当たりなんてない。
ベッドの端に置きっぱなしにしてたスマホに、手を伸ばす。
………!
画面に浮かび上がったウインドウの名前が目に入り、飛び起きた。
《遅くにごめん。今日はありがとう》
…………相葉さん!
ドキドキしながら画面をスワイプしてアプリを開いた。
《差し入れも嬉しかった。おかげさまで明日は出勤できそうだから》
え。あんなに具合悪そうだったのに??
また無理してるんじゃないの?
俺は慌てて、返信をうった。
《無理しないでくださいね》
すると数秒で、
《大丈夫》
と、返事があった。
ほんとに??
《熱は下がったんですか??》
思わずうったら、
《電話してもいい?》
と、かえってきた。