第4章 夕虹
結局、一緒にベッドで寝ないなら、俺がこないだみたいに一人で床で寝るとごねたせいで、松本も、しぶしぶベッドにあがってきた。
過去松本が泊まりにきたときは、その、どちらも俺は座布団を敷き詰めて床で寝た。
当然、今日もそのつもりだったけど、俺が体調が悪いと信じてる松本は、自分が床で寝る気満々だったようだ。
でも、残念。俺が、松本を床でなんか寝かせるわけないじゃないか。
俺は、スペースをあけるために、もう少しだけ体を壁によせた。
「ほんとに俺、隣にいて大丈夫……?」
「大丈夫だって」
「……そう?」
ところが、ギシリと沈むスプリングと……熱い体に、俺の方が予想以上にドキリとしてた。
はた、と気づけば、誰かと寝るのはニノ以来。
……好きな人と同じベッドで眠るのって、今さらだけど、ちょっとドキドキするなぁ……。
数センチの位置に松本の肩がある。
こんな気持ちでいるなんて、悟られないようにしなくちゃ。
男同士だから、なんでもないことだ、と。