• テキストサイズ

Attack 《気象系BL》

第4章 夕虹



「夜に……溶けそう……俺が……?」

「……うん」

「…………」


俺は黙った。


そうだな。
消えたいと、思ったのは確かだ。
でも、それはお前に見られたくないからってのもあるんだけど……。


「…………大野さん?」


でも、泊まりに来たいなんて、よく言ったよ。

俺が怒ってるか気にしてるわりには、いつになく強引な展開に持ち込む松本が新鮮だ。

ダメだといったら、俺が罪悪感を感じるほど、悲しい顔をするパターンなんだろう。


……もう……どうしろってんだよ……


黙って考え込んでると、松本が俺のびしょ濡れの背中をそっと擦った。


「……いくら夏でも冷えちゃうよ。ねぇ……帰ろう?」


「…………」


「…………へくしっ」


「………(笑)」


なんで、おまえが先にくしゃみすんだよ。

断れないじゃん……



ゲリラ豪雨なみの雨で、Tシャツもパンツもびしょ濡れだ。

……雨がシャワーがわりになってくれただろうか。
男の香り……しないよね……?


それが心配だった俺は、戸惑いながら……小さく頷いた。
/ 725ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp