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【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】

第10章 零の奪還


「用件は済んだだろう?病院に行こう」
『なぜ?』

が昨夜病院を抜け出してから、それは大きな騒ぎにった。
目覚めた降谷の目の前にはシルバーリングが残り、ベッドの中は脱け殻だった。
幸いしたのはが降谷のFDを乗っていったことだった。
GPSによる居場所の特定が出来た。
しかしジャケットごと持っていかれた降谷は財布もなければ足もない、コナン経由で急遽赤井が本拠地へ向かうことになった。

「退院するにしろ手続きが必要だろう…」
『そういえば、私は入院してたものね』

東都警察病院に向かった。
降谷が退院手続きを行っている間に病室へ向かうと、シェリーがすでに片付けを終えていた。
花瓶に飾られていたブルースターは丁寧に花束に纏められていた。

『あの、ありがとう』
「いいのよ」
『シェリー、あなたは』
「宮野志保、志保でいいわ」
『志保、あなたは私の何かしら』

志保は迷いなく伝えた。

『私の大事な友人よ』
『私にも友人と呼べる人がいたのね』
「あら、結構いるわよ?昨日の男の子覚えてるかしら?」
『ええ、でも彼は高校生よね?』
「そうよ、彼もあなたの友人よ。それに子供達もいるわね」
『こ…子供の友人…』

自身からは全く想像のつかない交遊関係だった。
退院手続きを終えた降谷も病室を訪れた。

「宮野さんありがとう」
「気にしないで。その様子だと悪い方には転んでないわね」

降谷は苦笑いを浮かべた。

「それじゃ、私は帰るわね。、また今度ゆっくり話しましょう」
『ええ、また今度』

は花束を手に取った。

『何て言う花かしら』
「ブルースター、の好きな花だ」
『…あなたの瞳と同じ色ね、キレイだわ』

降谷がその言葉を聞くのは3度目で、少しだけけしかけてみたくなった。

「だから好きだと君は言っていた」

はイタズラっ子のように微笑んだ。

『あなたもこの花も、ずいぶんと可愛らしいわね』

降谷は軽く息を吐き、肩をすくめて笑った。

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