第53章 紡ぐ未来
『そんなに酔っ払って……少し酔いを覚まさなくて大丈夫ですか??』
不「大丈夫だァ。緊張でだんだん覚めてきてっから。」
たしかに、赤かった顔がいつもの色に戻り始めている不死川を見て杏はふふっ、と笑う。
『なら良かったです。輝利哉様たちはお屋敷に一度戻られてます。』
不「うし、行くかァ。」
2人はお屋敷へと歩き始める。
取り残された酔っ払い組は──…
し「……あやしい。」
冨「あやしいな。」
宇「よし、おまえら。つけるぞ。」
当然のように跡をつけ始めた。
時「僕らも行く??」
炭「でも、杏さんの様子だと大事なお話なんじゃないかなぁ。」
善「でも俺らだけ知らないのは嫌じゃないか??」
伊「どーでもいい。」
ア「そんなこと言わない!!」
カ「私は気になる……。」
玄「いや……やめといた方が…。」
炭「玄弥何か知ってるのか??」
玄「あー、えっと……。」
時「よし、行こう。」
玄「時透さん…!?」
未成年組もあとに続く。
──ガラッ
『失礼致します。』
不「なぁ、杏。」
『わかってますよ。まぁ、いいんじゃないですか??話すのが一度で済んで。』
不「それもそうかァ。」
2人は何事もなかったかのように屋敷へと入る。