第53章 紡ぐ未来
『完全に酒盛りですね。』
時「ですね。こんな大人にはなりたくないです。」
ほんの半刻ほどで殆どの成人組が酔っ払いと化していた。
『こうしてると柱会を思い出しますね。あのときはしのぶさんも蜜璃さんもこちら側だったのに……。』
すっかり酔っ払っている面々を見て杏はため息を溢す。
しのぶは冨岡の腕につんつんしながら絡んでおり、それを見ながらときめいている蜜璃。
『蜜璃さんはしてることはいつもと同じですかね。あ、伊黒さんが蜜璃さん回収しましたね。』
時「あの人も甘露寺さんですって。あと2年したら僕は1人置いてけぼりですね。」
『炭治郎くんたちがいるじゃないですか。酔っ払いたちに絡まれてますけど。それに、私はああはなりませんよ。』
時「……不死川さんのこと押し倒してたくせに。」
『……無一郎くん??』
時「何でもありません。」
『よろしい。』
まったく、と桜を見上げる。
杏(そういえば……実弥さんはいつから私のこと好いてくれてたのかしら。)
男性陣の中で楽しそうにしている実弥を見つめる。
杏(ていうか、あの人かなり酔っているけどこの後しなきゃいけないことあるの分かってるのかしら。)
産屋敷家の5つ子たちが杏の元に集まり、絡まれていた未成年組もあそこが安全だと気づいたのか1人、2人と集まり始めた。