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ツイステ短編

第1章 マジフト大会後【マレウス】


さっきからなんでこの人はこんなに笑ってるんだ。

「なんなのさっきから!もーー!」

ツノ太郎をきっと睨むとふっと微笑んで目線を合わせてくれた。

「…なに」

「まさかそんなに望んでいてくれてたとは知らなくてな」
ふふふっと優しく笑うままやはり頭を撫でてくれる。
ここまで優しいと拗ねていた自分が馬鹿らしくなってきた。

「次も見れるかなぁ」

「そうだな、きっと見れるだろう」

「そうだといいなぁ」

「次の大会は一緒に見るか?僕の寮は強いからな。加えて安全だ。今回のようにぶつかることもないだろう」

思ってもみない提案にぱっと嬉しくなる。
「いいの!?私オンボロ寮だよ?」

「ああ。この僕がいいと言ってるんだから大丈夫だ」

ツノ太郎が不思議なくらい自信ありげに言うものだから本当に大丈夫な気がする。

「ふふ、楽しみ!ありがとうツノ太郎!」

ツノ太郎も微笑んでくれた。

そしてそのまま手を口元に持っていき、チュッと手の甲に口付けをされる。

「……っ!!!?」

こちらが驚いて赤面(きっとしてる)のに対してさっきとは違い、とんでもないことをしでかした本人はニヤッと笑っている。

「なななななななななななに!!?」

「くくくくっ約束だ」

「約束は!するけど!これは違っ、、!」

「ユウは僕の友人だからな」

「友達なのはいいけど、手に、手に、キスは……反則だってば…」

ただでさえ顔が良いんだから慎んで貰わないとこちらの心臓が持たないよ!!!

「……大事な友人だ。心配した」

「あ……」

そっか、思ってた以上に心配かけてたんだ…。

「ありがとうねツノ太郎。心配してくれて」

「ああ。次何かあったら僕が行く」

「ふふふっほんと?そんなこと出来るの?」

「出来る。安心しろ」

ツノ太郎は急に現れたりするし本当に出来そうだなぁ、なんて。





しばらく2人でゆるゆる話をしていると急にドタバタ足音が聞こえてきた。

「…はぁ、騒がしいなせっかくいい時間であったのに。……僕はそろそろ行くが、無理はするな。じゃあな」

そう言うとまたあのキラキラを残して部屋から消えた。


「ツノ太郎すごい……」

そしてツノ太郎が消えた直後エーデュースとグリムが慌ただしくやってきたのは言うまでもない。
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