第1章 マジフト大会後【マレウス】
グリムいい感じ!!!!!これは…!!!
そう思った途端、私の意識は遠のいていったー……
「おい」
ツンツン
(……んん…なに、)
「おい」
ツンツンツンツン…
…(イラァ)
「もう!!?誰!?なぁに!!?……っては、?」
誰かがしつこく頬をつつく…いや、続き続けるものだから、
勢いよく起き上がった途端目の前に広がるのはとんでもない美形。
と、2本のツノ
「ツノ太郎……?」
「やっと起きたか」
ツノ太郎の顔越しに見た景色は見たことの無い部屋だった。
「あれ、ここは?」
「救護室だ」
「救護室、、?どして?」
首を傾げると私の髪をそっと掬うツノ太郎。
(どうしたんだろ?)
「マジフト大会でお前のペットが投げたのが直撃して倒れた」
「ぇぇぇ!?グリムのあれがあたったの?!」
……グリムめ。だからあの後の記憶が無いのか。納得だ。
くそう私も試合見たかっ…
「試合は!?ほかの試合は!?」
「もう終わって片付けが始まったとこだ」
なんてこった…ぱんなこった…
マジフト大会見てみたかったのに、あのとんでもなく強い寮見てみたかった…。
運動出来ないけど見るのは好きだから、、
「見たかったぁああああああああぁぁぁ!!!」
突然の大声にさすがのツノ太郎も肩をビクッとさせていた。ごめん。
「そんなに見たかったのか?」
髪を触っていた手を頭に乗せて撫でてくれる。
「見たかった…私魔法使えないから、せめてどんな風に戦うのとかちゃんと、見て見たかったの。あとなんとかなんとか寮のナントカって人がすっごい強いって聞いてたから、その人も見てみたかった」
くそぅ、と膝に顔を埋めるとくくくっと笑い声が聞こえた。
「なによ」
「いや、そんなに見たかったのかと思ってな、くくくっ」
ふと、ツノ太郎を見るといつもの制服ではなく体操着
「ツノ太郎試合出たの?」
「ああ」
「じゃあそのメチャクチャ強い人とも戦った?」
「くくくくっ、ははははっ!! …そうだな、そういうことにしておこう」