第65章 *勃発エマージェンシー*
すると、そこにエース・デュース・エペルの1年生3人がユウたちの元へと走ってきた
エース『ジャミル先輩ーー!言われた通りコロシアムに残ってた関係者は、適当な理由つけて全員避難させたけど..誰もいないことを確認して、最後にオレらが外に出ようとしたら、紫色の霧がこのコロシアムを覆ちゃってて』
デュース『あの霧、触っただけで肌が焼けるように痛くなってとても突っ切れなかった..あれ、何なんですか!?』
エペル『一体、なにおごっちゃんだ?』
ルーク『毒の君がオーバーブロットしてしまった』
『『『えっ!!??』』』
デュース『というか、レイラはどうしたんだ!?何でそんなにも顔色が悪いんだ!?』
エース『え?わっ、マジだ!!え、どういうこと!?』
エペル『たげ真っ青だ..』
ジャミル『詳しい説明は後だ!来るぞ!』
その時、上空からとてつもないほどの雷鳴を轟かせながら、ヴィルがゆっくりとユウたちの前に降り立った
ヴィル『逃がさないわ..アタシの醜い姿を見た者は、誰1人生かしておくもんですか!アーッハッハッハ!!』
ジャミル『今は総合文化祭。力のある魔法士がこの学校に集まっている。これだけの異常事態に、誰も気づかないわけがないだろう。だが、救援があの毒霧を突破してきてくれるまでは、俺たちだけで持ちこたえる必要がある
腹をくくるしかないようだ』
カリム『ああ。それにもし助けが来るまでに魔力が尽きれば、ヴィルの命が危ない。早く正気に戻してやらなきゃ!』
エペル『今日は..今日こそは、絶対に負けられない!』
ルーク『ヴィル..その痛みの檻から、今君を解き放とう』
『っ...』
ルーク『っ、兎の君。君はとても危険な状態なんだ。ユウくんと共に安全なところに..』
『ゃ..私も戦う..』
体をよじり、ルークの腕から無理矢理抜け出すと、ふらつく足で何とか立ち、目の前のヴィルを見上げる
『私が最後にヴィルさんをオーバーブロットさせちゃったようなものだから..だから、私が..っ..ヴィルさんを、助けないと』
ユウ『レイラっ、ダメだよ!そんな状態で魔法なんて使ったら、』
『大丈夫だから。お願い、信じて』
有無を言わさない真剣な瞳を向けられ、ユウは渋々その背を見送るしかなかった