第114章 *閑話カームデイ15 〜騎士’s~* 注:裏表現
『『!!』』
再び顔を近づけるシルバーの首根っこを掴み、セベクは額に青筋を立てて鬼の形相で引き離す。夢中だったこともあって耳の良いレイラでさえも足音に気づかず、突然現れたセベクに目を丸くさせ呆然と見つめていた
セベク『追いかけて正解だった。貴様っ!欲に負けて手を出そうとしたな。本来は清き交際を経て婚姻の後にようやく行うもの。今は特例の非常事態故に許されているだけだ。
それを無理に事を進めようなどと、それでも貴様は、』
『えと、セベク』
セベク『っ、なんだ!』
『怒らないで。私、無理にされてないよ。魔力をちょっともらってただけ。それに、ちゃんとしていいかどうか聞いてくれようとしたの』
セベク『..本当なのか?』
『ん。でもその前にセベクが来たから途中で終わっちゃったけど』
セベク『............』
無言でキョロキョロとレイラとシルバーを交互に見つめていたが、段々と怒りやら羞恥心が込み上げ肩を大きく震わせた
セベク『〜〜〜っ!!』
『でもありがと。心配して見に来てくれたんだよね』
セベク『ふんっ!どちらにせよ来て正解だった。口づけによる魔力供給にしては度が過ぎていた。それについては2人まとめてよく反省しろ!』
シルバー『ああ。レイラも、激しくしすぎてしまってすまなかった』
『ううん。私もたくさん欲しがってごめんね。なんか..魔力が足りなく感じちゃって..』
セベク『待て。足りない、だと?まさか汚染が進んで体が無意識に魔力供給を求めているのか?』
『分かんないけど、奥の方でやなものがぐるぐるしてる』
胸を抑えながら俯くその顔色はどことなく青白くも見え、2人はあの日の出来事を思い出しぞっとして身構えた
シルバー『(魔力を欲しているのは恐らくその兆候..もう二度と、あのような目には遭わせない!)』
セベク『(今の状態を放置すれば、近いうちにまたブロットを吐いて今度こそ命の危機が..そんなことは決してさせん。なんとしても止めなければ!)』
シルバー『(そのために)』
セベク『(今)』
『『(俺/僕ができることは!)』』
『『(レイラ。お前を俺/僕に、抱かせてほしい!!)』』