第106章 *熱中ベイキング(トレイの夢)*
デュース『ローズハート寮長はまだ姿を見せていないが..先輩たちの話からして、あまり変化はなさそうだ』
セベク『そうか?決闘の際、友人だからと手心を加えるリドル先輩にはかなり違和感があるが..』
エース『わかる。そういう感性持ってるなら、あんな暴君になってないでしょ』
グリム『なら、エースの夢にいた浮かれポンチなリドルの方がよっぽど変だったんだゾ』
エース『うっ!いやでも、わかんないじゃん。寮長って"南国リゾートに行ったら南国らしい格好をするのがマナーだ"とか言いそうだし、あんくらいはっちゃける可能性だって..』
ドシン..
『!?みんな!』
エース『ん?どうした?』
『しっ....なにか、来る。おっきいなにかが』
『『『え?』』』
突如耳に飛び込んできた重い足音。僅かに地を揺らす振動も感知して、小さな耳がピンと立ち上がり忙しなく周囲を探る
ズシンとまた足音が聞こえると、音の発生源はそれはこの廊下の上階からしていた。2回目の音はオルトにも感知することができ、次第に近づく音に全員が反応した
オルト『..たしかに、何か巨大な物体がこちらに近づいてきてる』
エース『巨大な..物体?』
ドシン..ドシン...
シルバー『!!確かに、大きな足音が..1つ、2つ..いや、4つか』
オルト『この巨大さ、人間の平均的な大きさをはるかに超えている』
セベク『まさか、闇..!?』
シルバー『だとしても、今までと明らかに様子が違う。新種の闇という可能性も..』
『ぁぅ..こっちに来るよ』
オルト『とにかく、今は敵との交戦を避けたい、どこか身を隠せるところは..』
デュース『こっちの時計の裏に隠し小部屋がある。そこに入ってやり過ごそう!』
エース『うちの寮はドアの気分次第で突然変な場所に道が通じたりするから、ちゃんとオレらについてきて』