第106章 *熱中ベイキング(トレイの夢)*
オルトからのメッセージとケイトの説明を受け、彼がどんな人間かと言うことを知り、レオナは彼の頭に乗る小さな黄金の王冠に嘲笑うように目を細めた
レオナ『あいつが被ってる王冠。普段はお前のところのボスがかぶってるやつだろ?参謀役2人が揃いも揃ってボスの首をすげ替えている夢を見ているとは...さすがにリドルのやつに同情するぜ』
イデア『やっぱりトレイ氏やケイト氏みたいな、普段ニコニコしてて腹の中が読めない人種が一番恐ろしいっすな。だってリドル氏の隣でニコニコしておきながら、内心不満たらたらで別の人が寮長だったらなって思ってたってことでしょ。
これだからリアルの人間関係って嫌なんすわ〜。やはり引きこもりぼっちが至高』
ケイト『ちょっと、後輩ちゃんたちも聞いてるんだから勘弁してくんない!?いやまあ、自分が寮長やってる夢を見てたオレは否定しづらいんだけどさぁ..』
『..お月さまもレオさんもいじわるなこと言ってる(でも、2人がほんとにそんなこと思ってないってことはわかんないけど..)』
オルト『まったくもう!ちょっと注意してくるね』
地味にケイトたちを責めるような口調で話すイデアにムッとすると、自身と繋がっているイデアのタブレットに直接抗議の声を届ける
オルト『こーーら、兄さん?特定の情報をわざと伏せたまま意地悪を言うのは関心しないよ』
イデア『ふぁっ?な、な、何が?』
オルト『ハーツラビュルのみんなに、僕らが持つ情報を開示すると..現実では学園生活を楽しんでいるヴィルさんやカリムさんも、夢の中ではナイトレイブンカレッジに通っていなかったし、寮長の座にもついていなかった』
ケイト『え、そうなの?』
オルト『うん。だから現実との相違点=現状への不満..とは言いきれないよ』
ケイト『確かにオレも毎日が誕生日みたいに気楽でハッピーに学園生活を送りたいなとは思ってたけど..寮長になりたいって思ってたわけじゃないもんなー』
オルト『さ、僕たちだけでおしゃべりしててもトレイ・クローバーさんを覚醒させる方法は探れないよ』
ケイト『そうだね。とにかくトレイくんに話しかけてみよう』