第105章 *足跡ビーチ(エースの夢)*
『んふふ、良かった。ねぇ、もし今の自分がカッコ悪いって思うなら、これからたくさんカッコいいところ私に見せて』
エース『!..ほんとお前そういうところ、変わってねぇよな』
『好き?』
エース『うん』
体を少し離し見つめ合うと瞳に互いの姿が映り込む。熱に浮かされ求めるがまま額をくっつけると、柔い唇が微かに触れる
エース『もっかいキスしたいって言ったら怒る?』
『怒んない。して』
軽く下唇を甘噛みすると、その挑発めいた行動にエースの目元がピクリと動く
エース『(わざとかよこいつ..)』
少しイラッとしつつもその誘いに乗らないわけもなく、再び唇を重ね暫くの間静かなジャングルで2人だけの時間を過ごした
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南国リゾート・滝
ユウ『おっ、やっと帰ってきた。おかえり〜』
デュース『遅いぞエース。なかなか戻ってこないから、今から探しに行こうって先輩たちと話してたんだからな』
エース『自分の夢の中なんだし、ちゃんと帰り道ぐらい分かるって。デュースは心配性ね』
ようやく戻ってきた2人にユウたちはホッとしながら迎え入れると、エースに手を引かれるレイラの頬がほんのり熱を帯びていることに気づく
ユウ『あれ?お顔赤いね』
デュース『本当だ。まさか風邪でも引いたのか?』
ユウ『エーースーーー???なぁにしてたのかなぁ????』
オルト『対象者の体温上昇、および発熱を感知。でも、風邪を引いているわけじゃないみたい』
『ん、大丈夫。ちょっと、ここ暑くって..』
エース『ん?』
『ぁぅぅ..//』
エース『(かっわいい..)』
チラッとエースを見上げると、含みを見せた笑みに先程の甘い時間を思い出し、ようやく治まってきていた熱がまたぶり返し、サッと視線をそらした