第105章 *足跡ビーチ(エースの夢)*
グリム『...オメーとエースのせいなんだゾ。後でちゃんと謝っとけ』
セベク『な、なぜ僕のせいなんだ!元はといえばエースがあのような態度をとるからいけないのだ!それに、レイラもレイラだ。
この程度であんなにも..あんなにも....』
『ぅぁぁぁぁっ..!!..なさいっ、ごめんなさいっ!ごめんなさいっ!!』
セベク『.......むぅ』
目の前で泣き叫ぶ小さな姿に、セベクはそれ以上の言葉が出ることはなかった。普段の彼なら、出会った当初の彼ならば、臆病者だのなんだのと言い放っていた
しかし共に旅を続ける内に、彼女の強さと弱さを知り、シルバーから過去の傷の話を受けてその人となりを知ったことで、もう以前のように突き放すような言葉を言えなくなっていた
それでも少し反論しようとしたのは、分かっているはずなのに認めたくなかった
想いを寄せた相手を、自分の手で泣かせてしまったことを
オルト『このままじゃ、エースさんを目醒めさせるどころの話じゃなくなっちゃう。一旦、兄さんたちに連絡を取って..』
ガチャッ
ケイト『みんな、おつおつ〜。食事の準備終わってもみんなが来ないから、着替えてくるね〜って言いつつ様子を見に来たんだけど..
って、ええっ!?』
『『!!』』
コテージへと入ってきたケイトたちの目に泣き崩れるレイラと、それを抱きしめてあやすユウと頭を撫でているデュース。そして、どんよりとした顔で俯くセベクの、なんとも言えないカオスな光景が飛び込んできた
『ぅぁぁぁ..っ!ぅぁぁぁぁ..っ!!』
ケイト『ちょ、ちょちょちょ!!エースちゃん覚醒作戦のはずなのに、なんでレイラちゃんがギャン泣きしてんの!?』
イデア『どぅえええ!?ヒ、ヒロイン氏が泣きわめくとか、一体どういう状況!?まさか、闇の襲撃に遭ったとか?もしくはエース氏と?』
シルバー『いや、この状態は..まさか』
レオナ『ああ。今更、こいつが闇との戦いでいちいち泣くわけねぇだろ。
おい、1年坊主ども。一体これはどういうことだ?あぁ?』